つばめ療育館・親子館 指導員の礒邉です。

今日の「集団課題(触覚課題)」では、みんなでお散歩にでかけました。
往復で600mほどの距離をみんなと歩調を合わせて、列で歩けるよう促しました。
お母さんやおばあちゃんと手をつなぎ、一列に並び、ゆっくりと歩いていきました。
この「手をつないで歩く」ということは、飛び出さないなどの危険防止のためであることは
もちろんですが、社会性、協調性を養う目的もあります。
生まれつき、感覚が過敏で、手をつなぐことができないお子さんがいます。
過敏はタオルを使ったマッサージから始め、段階を踏みながら、日々続けることで少しずつ
軽減させていくことができます。

道に生えている草に触ったり、職員の捕まえたバッタを触ったりしました。
触覚が鈍感なお子さんは、「さわる」「なでる」「指先でつまむ」など、上手にできないこ
とがあります。
今回の散歩には、自然に触れながらこういった触覚の感覚を育てていく目的がありました。

この日は、トンボやカエルなど小さな生き物たちをたくさん見つけることができ、楽しみな
がら視覚を養うこともできました。
とてもいいお天気の中、一生懸命歩き、とても気持ちのいいお散歩でした。

おうちでも、お散歩中のちょっとした促しで、「見る」「触る」「風を感じる」ことで季節
の変化を楽めるといいですね。